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「それぞれの依頼者からなら受け取れそう」でズレた賃貸媒介報酬の問題【宅建】

令和5年 第34問目 宅建試験

賃貸借の媒介報酬に関する問題です。

(ア)と(ウ)は違反だと判断できましたが、

今回引っかかったのは(エ)でした。

AはBから、

CはDから、

それぞれ自分の依頼者から報酬を受け取っています。

そのため、

「それぞれの宅建業者が、それぞれの依頼者から受け取るならよさそう」

と見えました。

でも、ここでズレていました。

どこでズレたか

今回のズレは、

報酬を「それぞれの宅建業者ごと」に見てしまったことです。

AはBから、CはDから受け取る。

この形だけを見ると、

それぞれ自分の依頼者から受け取っているので、

問題なさそうに見えました。

でも、賃貸借の媒介報酬では、

「誰から受け取っているか」だけではありません。

依頼者双方から受け取る報酬の合計が、

全体の上限を超えていないかです。

今回は、

AがBから13万2,000円、
CがDから13万2,000円を受け取っています。

片方ずつ見ると自然に見えても、
合計すると26万4,000円になります。

ここで、

賃料1か月分に消費税を加えた上限を超えています。

つまり、

「それぞれの依頼者から受け取っているから大丈夫」

と見たことで、

報酬全体の上限を見る視点が抜けていました。

戻り先

迷ったら、

「それぞれから受け取っても、全体の上限を超えていないか?」

に戻ります。

※ 戻り先は、ご自身が印象に残った言葉に置き換えても使えます。

制度確認

賃貸借の媒介報酬は、

原則として、

依頼者の双方から受け取る報酬の合計額が、

賃料1か月分に消費税を加えた額を超えてはいけません。

「理解しているのに間違える」
「2択まで絞って、最後で外す」

このどちらかに当てはまるなら、

原因は知識ではなく“判断のズレ”です。


理解しているのに間違える人の3つのズレ【宅建】