この問題を解いていたとき、
私は「相続」という言葉を見た瞬間に、
無意識に相続の処理から考え始めていました。
共有者の一人が死亡し、
相続人が登場する。
この流れを見た瞬間、
「まずは相続が確定しないと何もできない」
と、反射的に思っていました。
ここでズレていました。
なぜそう考えたのか
「相続」という強いイベントに引っ張られたからです。
相続という言葉には、
・遺産分割
・相続人の確定
・権利の承継
といった、重い処理のイメージがあります。
そのため、
共有→相続→相続が終わるまで停止
という順番で考えてしまいました。
でも、問題が聞いているのは、
相続の処理ではありませんでした。
どこでズレたのか
この問題で最初に見るべきだったのは、
相続ではなく、共有という状態です。
共有とは、
一つの物を、複数人が持分で持っている状態です。
そして重要なのは、
共有関係は、
共有者が死亡しても消えない点です。
相続人は、
亡くなった共有者の持分をそのまま引き継ぐだけです。
共有という構造自体は、
途切れていません。
なぜズレたのか
私がズレたのは、
共有→相続→共有
という流れの中で、
相続を「スタート地点」に置いてしまったことです。
本来は、
共有(継続中)→途中で相続が発生→共有はそのまま続く
この流れです。
相続は、
共有の途中に発生したイベントでしかありません。
判断の出発点ではありませんでした。
戻り先
この問題は、
「今、この物はどんな状態か」
に戻ります。
相続というイベントではなく、
共有が続いているのか
分割されているのか
まずこれを確認する。
イベントではなく、
状態から見る。
これだけで、
判断の順番は安定します。
まとめ
今回のズレは、
相続という強い言葉に引っ張られて、
判断の開始位置を間違えたことでした。
共有は、相続が起きても止まりません。
迷ったときは、
イベントではなく、
状態に戻る。
これが、この問題の戻り先です。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。