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仮換地のタイミングに引っ張られて、主体を見落とした問題【宅建】

令和6年 20問目 宅建試験

問題文を読んだとき、

「仮換地」という言葉が目に入りました。

仮換地は、

従前の土地から新しい土地へ移るための、

途中の仕組みというイメージがあります。

そのため、

「使えるタイミングを調整できるのでは?」

と考えました。

目次

どこでズレたか

迷ったのは、

選択肢②と④でした。

選択肢4

仮換地の指定後に、

使用・収益を開始する日を、

別に定めることができる。

という内容です。

仮換地は土地の利用に関わる制度なので、

「工事や準備の都合で

 開始日をずらせるのはありえそう」

と感じ、正しそうに見えました。

ここでは、

仮換地=実際に土地を使う制度

というイメージから、

「現実に使うものは柔軟に調整できるはず」

という前提で判断していました。

選択肢2

市町村施行の場合に、

換地処分をしたら公示しなければならない

という内容です。

こちらは、

「正しそう」

と感じて、

深く検討せずに通してしまいました。

なぜ間違えたのか

今回のズレは、

違和感がある選択肢だけを検討し、

違和感がない選択肢を検証しなかったことです。

②は内容として自然に見えたため、

確認せずに通してしまいました。

一方で、選択肢4は、

仮換地=実際に土地を使う制度

というイメージから、

「利用のタイミングは調整できるはず」

と考え、

検討に思考を使いすぎていました。

しかし2は、

「誰が公示するのか」

という主体の問題です。

換地処分の公示は、

施行者が行うものであり、

市町村施行の場合は、市町村が行います。

今回は、主体を確認せず、

内容が自然に見えたため、そのまま通してしまいました。

つまり今回は、

制度の内容ではなく、

・自然に見えるかどうか

・イメージに合うかどうか

で判断していたことが原因でした。

戻り先

迷ったときは、

「その行為は、誰がやる制度か?」

に戻ります。

制度は内容だけでなく、

主体でズレることが多いからです。

まとめ

今回は、

・違和感がない選択肢を流した

・イメージしやすい選択肢に思考を使いすぎた

ことで判断がズレました。

宅建では、

「正しそう」と感じた選択肢ほど、

一度立ち止まる必要があります。

制度確認

土地区画整理法では、

換地処分の公示は施行者が行います。

また、

仮換地は「指定の効力により使用収益できる」が原則

→ ただし、施工者は使用収益開始日を別に定めることができる

同じように、

「理解しているのに間違える」

と感じた方はこちら
理解しているのに間違える人の3つのズレ【宅建】

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