令和4年 38問目 宅建試験
この問題は、
クーリングオフに関する問題でした。
問題を読んだとき、
私は選択肢1と4で迷いました。
どこで迷ったか
選択肢1
引渡しを受けた場合、
クーリングオフできない
という内容です。
ここで私は、
「引渡しまで進んでいるなら、
もう合意しているのと同じでは?」
と感じました。
契約がかなり進んでいる
→ もう後戻りできないのでは
という感覚で、
1を正しいと判断しました。
選択肢4
クーリングオフをした場合、
代金は速やかに返還される
という内容でした。
ここでは、
「さすがに返金はすぐじゃなくて、
1週間くらい猶予があるのでは?」
と感じました。
多少の準備期間はあるはず
→ 即時返金は厳しすぎる
という感覚で、
4を誤りと判断しました。
しかし、正解は④でした。
なぜ間違えたか
今回のズレは、
「常識」で判断したことです。
選択肢1では、
引渡し=もう合意している
選択肢4では、
返金には猶予があるはず
どちらも、
日常の感覚としては自然です。
しかし、
クーリングオフは
通常の契約の感覚とは違う制度です。
正しい理解
まず、選択肢1について。
引渡しを受けたとしても、
それだけでクーリングオフができなくなるわけではありません。
クーリングオフができなくなるのは、
「代金全額の支払い」と「物件の引渡し」
の両方がそろった場合です。
次に4について。
クーリングオフをした場合、
業者は速やかに返金しなければなりません。
猶予がある前提ではなく、すぐ戻すのが原則です。
まとめ
今回は、
・引渡しまで進んでいるから戻れない
・返金には猶予があるはず
という、
「日常の契約の感覚」で判断してしまったことがズレの原因でした。
クーリングオフでは、
・契約の進み具合ではなく制度のルール
・常識ではなく法的な処理
で判断する必要があります。
制度確認
クーリングオフは、
「代金全額の支払い」と「物件の引き渡し」
両方が完了した場合に、できなくなります。
クーリングオフは、
「場所・申出・終了条件」
この3つで整理できます。
ただし、
どれでズレているか分からないまま解くと、
また別のポイントで外します。
迷ったときは、
どこでズレているかを先に整理する必要があります。
クーリングオフで迷う原因をまとめた記事は、