問題文を読んだ瞬間、
頭の中には「正解の流れ」が見えていました。
無権限で売却されて、
あとから正当な取得があって、
だから遡って有効になる。
構造は分かっていました。
にもかかわらず、
私は選択肢を外しました。
原因は、知識不足ではありません。
「正解の構造」に、
別の人物を当てはめてしまったからです。
問題を見た時の流れ
問題文を読んだとき、
頭の中ではすぐにこう整理されました。
1.無権限で売却
2.あとから正当な取得
3.遡って有効になる
ここまでは正しく理解できていました。
構造は見えていたんです。
だからこそ、
安心して次に進みました。
どこでズレたのか
ズレたのは、
「誰の権利が正当化されるのか」
ここでした。
私は、
「遡るなら、最終取得者がそのまま正当になる」
と、無意識に考えていました。
しかし実際に正当化されるのは、
無権限行為をした当事者との関係だけです。
その先の第三者まで、
自動で正当化されるわけではありません。
構造は理解していたのに、
登場人物の確認をサボっていました。
なぜズレたのか
原因は、
「正解の形」を先に完成させてしまったことです。
「遡る」という言葉を見た瞬間、
・全部が正当になる
・最終的な取得者がそのまま有効になる
という結論を、
無意識に確定させていました。
問題文ではなく、
自分の中の完成図を読んでいた状態です。
戻り先
この問題は、
「今この瞬間、権利を持っているのは誰か?」
に戻ります。
・正当化される範囲はどこまでか
・誰と誰の関係が修正されるのか
・第三者はその対象に含まれるのか
ここを一つずつ確認していれば、
登場人物を飛ばすことはありませんでした。
まとめ
今回のミスは、
知識不足ではありません。
構造は理解していました。
ズレたのは、
登場人物の確認を省略したこと
だけです。
問題文ではなく、
自分の頭の中の完成図を読んだ瞬間に、
正解から外れます。
迷ったときは、
「誰の権利が、いつ動いたのか」
ここに戻る。
それだけで、同じミスは止まります。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。