令和6年 4問目 宅建試験
今回の問題は、
最初に選択肢1を読んだときに止まりました。
文章が頭に入ってこない。
というより、
「B→Cの矢印が逆じゃないか?」
という違和感がありました。
今回の問題の状況
今回の問題は、
①AがBに土地を売った
②Aが死亡
③CがAを相続
④Cは売買代金を受領している
つまり契約関係は
B(買主) ↔︎ C(売主)
になります。
この条件のとき、選択肢1は、
「Cが履行を拒絶していても、Bは催告しないと解除できない」
という内容でした。
Cはすでに代金を受け取っている。
それなのに土地を渡さない。
ここで、私は少し引っかかりました。
この状況なら、
B → 契約解除
になりそうだと思いました。
それにもかかわらず、
B → Cに催告
という流れが強調されている。
主体の流れが少しおかしい気がしました。
どこでズレるか
この問題のポイントは、
催告が必要かどうかです。
民法の原則的に、
①履行しない
②催告(相当期間を定める)
③それでも履行しない
④契約解除
通常では、
催告 → 解除
の順番になります。
しかし、例外があります。
履行拒絶です。
履行する意思がないことが明確な場合は、
①催告なし
②解除可能
になります。
今回の選択肢1は、
履行拒絶していても → 催告必要
という内容で、ズレていました。
なぜ正解できたか
今回の違和感は、
主体の矢印の向きです。
問題文を読むとき、
「誰が」
「誰に」
「何を請求しているか」
が崩れていると、
文章が頭に入りません。
今回も
Cが拒絶 → Bが催告 → 解除
という流れですが、
履行拒絶の場面では
催告なし解除になります。
主体の流れ
を追うと、
選択肢1の説明は不自然になります。
戻り先
迷ったときはここに戻ります。
履行拒絶 → 催告不要で解除できる
契約解除は基本、
催告 → 解除
ですが、
履行拒絶は例外
になります。
まとめ
今回止まれた理由は、
条文を覚えていたからではなく、
B → C
という主体の流れに違和感を持ったからでした。
宅建の問題は、
文章量が増えるほど、
主体の矢印
が見えにくくなります。
文章が頭に入らないときは、
無理に理解しようとせず、
「誰が」
「誰に」
「何を求めているか」
だけ整理すると、
ズレに気づきやすくなります。
この問題の核心は
・履行拒絶 → 催告不要
・解除権は相続される
・登記は第三者対抗要件
この3つを整理できるかどうかでした。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。