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「その人のページだけ見せればいい」と思った瞬間にズレた固定資産税の問題【宅建】

固定資産税の問題で、最後の2択になりました。

選択肢2と4です。

どちらもそれっぽく見える。

どちらも制度として成立しそうに見える。

そして私は、選択肢4を選びました。

理由は、すごく自然なものでした。

「新しい所有者が登録されていないなら、課税できないのはありそう」

さらに、選択肢2については、こう思いました。

「納税義務者のページだけ見せればいいじゃん」

わざわざ全部を閲覧させる必要はない。

必要な部分だけ見せればいい。

そう考えて、選択肢2を候補から外しました。

でも、正解は選択肢2でした。

目次

どこでズレたか

ズレの原因は、

制度を「配慮ベース」で解釈してしまったことです。

私は無意識に、

・プライバシー的に全部見せるのはおかしい

・その人の部分だけ見せれば十分

・1人当たり1ページで管理しているだろう

と考えていました。

つまり、

制度の条文ではなく、

自分の常識で制度を補完していました。

なぜズレたのか

選択肢2の問題文は、

市町村長は、納税義務者等の求めに応じて、

固定資産課税台帳を閲覧に供しなければならない

と書いています。

これは、

「必要な部分だけ見せる」

ではなく、

閲覧させる義務がある

という制度の話です。

そして、

住所によって危害のおそれがある場合は削除できる

と書いています。

基本は閲覧可能。

例外的に制限できる。

という構造です。

私はこれを、

「必要な部分だけ見せればいい」

という、自分の感覚で書き換えていました。

なぜ正しく見えてしまったのか

選択肢4は、

新しい所有者が登録されていなければ課税できない

という内容でした。

これは、

「ありえそう」と思いました。

なぜなら、

税金は所有者に課されるものだからです。

しかし、

固定資産税は、

台帳に登録されている者に課税する制度です。

実際の所有者と、

台帳上の所有者が一致していない場合でも、

台帳基準で課税されます。

「実際の所有者が基準」

と無意識に読み替えてしまいました。

戻り先

迷ったときは、

「制度は、現実ではなく、何を基準に動いているか?」

に戻ります。

固定資産税は、

・実際の所有者

ではなく

・台帳上の所有者

を基準に動きます。

そして、

閲覧制度も、

・必要な部分だけ

ではなく

・制度として閲覧を認める構造

で作られています。

自分の常識ではなく、

制度が何を基準にしているか。

ここに戻ると、判断が安定します。

まとめ

今回のズレは、

「制度を、自分の感覚で補完してしまったこと」

でした。

・全部見せるのはおかしいはず

・本当の所有者に課税するはず

どちらも自然な感覚です。

でも、試験は、

現実の感覚ではなく、

制度のルールを問います。

問題文の外側ではなく、

問題文の中にある基準に戻ること。

それが、迷いを減らすための戻り先になります。

迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。

【判断の地図】

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