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「1,000」という数字に引っ張られた瞬間に、判断の軸がズレた問題【宅建】

登録免許税の軽減措置の問題を解いていたとき、

最初に目に入ったのは、「1,000」という数字でした。

選択肢2は「1,000万円未満」

選択肢4は「1,000㎡未満」

同じ「1,000」という数字。

この瞬間、

「どっちかが正しくて、どっちかが間違いなんだろうな」

と感じました。

試験では、こういう「それっぽい数字」が並ぶとき、

片方がミスリードであることがあるからです。

でも、この時点では、

どちらが正しいのかはまだ分かりませんでした。

目次

数字よりも「除外の理由」に違和感

一旦、他の選択肢も見てみました。

選択肢1は、

「雑種地には適用される」と書いてあります。

選択肢3は、

「法人には適用されない」と書いてあります。

ここで、違和感がありました。

登録免許税の軽減措置は、

土地の種類や、個人か法人かによって

除外されるような制度ではないはずです。

「雑種地だからダメ」

「法人だからダメ」

というルールがあるなら、

それは制度として不自然です。

軽減措置は、

特定の「地目」や「主体」を排除するための制度ではなく、

一定の条件を満たす取引を対象にする制度だからです。

この時点で、

選択肢1と選択肢3が怪しいと感じました。

数字ではなく、「制度の設計」で判断する

残る選択肢の内容は、

「1000万円未満」と「1000㎡未満」

どちらも、もっともらしく見えます。

ここで大事なのは、

数字の正確さではなく、

「制度が、どんな理由で適用・除外されるか」です。

軽減措置は、

「雑種地だから除外」

「法人だから除外」

というような形では設計されません。

つまり、選択肢1の

「雑種地には適用される」

という記述は自然です。

軽減措置は、雑種地であっても適用されます。

という内容の選択肢1が正解になります。

なぜズレるのか

今回、最初に意識が向いたのは、

「1,000」という数字でした。

数字が並ぶと、

どうしても、

「どっちが正しいか」

という比較に意識が向きます。

本当に見るべきだったのは、

数字ではなく、

「制度が、何を理由に除外しているか」でした。

数字は、もっともらしく見せるための要素にすぎません。

制度の設計として不自然なものを見つけることが、

正解への近道でした。

戻り先

迷ったときは、

「その除外は、制度として本当に自然か?

に戻ります。

軽減措置のような制度は、

「雑種地だからダメ」

「法人だからダメ」

という形では設計されません。

制度の目的と一致しない除外は、

誤りである可能性が高いです。

まとめ

今回の問題は、

数字の正確さを問う問題ではありませんでした。

制度が、

どんな理由で適用されるのか。

どんな理由で除外されるのか。

そこに注目できれば、

数字に惑わされることはなくなります。

宅建試験では、

「もっともらしい数字」よりも、

「制度として自然かどうか」

が判断の軸になります。

迷ったときは、

数字ではなく、制度の設計に戻ってください。

迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。

【判断の地図】

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