今回の問題は、
「弁済期の定めがない金銭消費貸借」が前提でした。
この一文を読んだ瞬間、
私はこう思いました。
「期限がないなら、まだ何もできないはず」
請求も、担保も、
権利行使も止まる気がしました。
そしてその前提のまま、
選択肢を読み始めていました。
今振り返ると、
この瞬間に判断のスタート位置がズレていました。
なぜ、そう思ってしまったのか
「期限がない」という言葉は、
“まだ何も始まっていない状態”に見えます。
・期限が来ていない
・だから請求できない
・だから何も進まない
この流れは、
直感的にはとても自然です。
実際、私も
「期限がない=まだ動かない状態」
という前提で問題を読んでいました。
でも、この前提自体が、
問題文には書かれていない“私の解釈”でした。
どうすればよかったのか
ここで戻るべきだったのは、
「弁済期の定めがない場合」の基本です。
弁済期の定めがない場合、
債権者が請求すれば、弁済期は到来します。
つまり、
期限がない=何もできない
ではなく、
期限がない=請求によって期限を確定させることができる
という状態です。
ここに戻れていれば、
・留置権
・相殺
・権利行使
といった選択肢も、
普通に検討できる土俵に乗ります。
どこでズレたのか
私は、「期限がないから、まだ動けない」
という前提で、
選択肢の検討を止めていました。
本来は、
「請求すれば弁済期は到来する」
という一段階を挟んでから
判断すべきでした。
「期限がない」
という言葉だけを見て、
そこで思考を止めてしまっていました。
なぜズレたのか
今回のズレは、
知識不足ではなく、
判断を始める位置のズレでした。
問題文の言葉を、
制度の意味に戻す前に、
自分の直感で前提を作ってしまった。
これが原因です。
戻り先
「期限がない」という言葉を見たら、
請求によって期限を確定できるか?
に戻ります。
この一段階を挟むだけで、
選択肢の見え方は大きく変わります。
まとめ
今回の問題は、
「期限がない=何もできない」
という直感から判断を始めたことで、
ズレが生じました。
本来は、
「請求すれば期限は到来する」
この基本に戻る必要がありました。
迷ったときは、
今、自分の解釈で前提を作っていないか
ここを確認するだけで、
判断は安定します。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。