令和6年 7問目 宅建試験
この問題、
選択肢3を選んで間違えました。
正解は選択肢1でした。
ただ、
問題を読んだときに一番引っかかったのは、
「Aの建物なのに、Cが騙して持っていった。」でした。
正直、こう思った。
「それならAは取り返せるでしょ?」
ところが、1が正解だった。
ここで私の思い描いたストーリーが崩れました。
目次
どこでズレたか
自分の中ではこういうストーリーになっていました。
① A → Bに賃貸
② CがBに嘘をつく
③ BがCに渡す
私には、
「Aの権利をCが横取りしている」
ように見えました。
だから
「Aは請求できる」
という発想になった。
でも、この問題はそもそも
所有権の問題ではありませんでした。
制度の前提
ここで見ているのは、
”占有”でした。
占有回収の訴えは、
「占有を奪われたとき」
に使える制度です。
今回の流れは、
Bが騙されたとはいえ 、
自分の意思でCに渡しています。
そのため、
「奪われた」
とは扱われません。
だから、
占有回収の訴えは使えません。
戻り先
今回の問題は、
占有回収 = 奪われたとき
に戻ります。
自分で渡した場合は対象外です。
まとめ
今回ズレた理由はシンプルです。
「Aの建物だから取り返せる」だろう。
所有権ストーリー
で考えてしまったことです。
でもこの問題は、
占有の制度
についての問題だった。
制度の前提を知らないと 、
話の流れ自体が作れないタイプの問題でした。
制度の確認
占有回収の訴えは、「占有を奪われたとき」に使う制度です。
今回の問題では、
BがCに占有を任意で渡しているため、
占有は奪われていません。
そのため、
占有回収の訴えをすることはできません。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。