国土法の問題を解いていたとき、
私はこうメモしていました。
売買契約時に一緒にやっているか不要な気がする
この「不要な気がする」という感覚。
問題文を読んだ瞬間、
私は「事後届出」という言葉を見ていたにもかかわらず、
頭の中では別の物語を組み立てていました。
解いている時の私
私が想像していたのは、こういう流れです。
・大きな土地取引
・不動産業者が関与する
・契約時に必要な手続きは全部まとめてやるはず
・だから、わざわざ後から届出するのは不要ではないか
これは、問題文に書いてある内容ではありません。
私が「実務的にそうだろう」と思って作った、
現実っぽいストーリーです。
どこでズレたのか
ズレた原因は明確です。
「事後」という言葉を読んだのに、
契約時の話にすり替えてしまったこと
問題文は、最初から一貫して
契約の後に届出をする制度
と書いていました。
それ以上の情報は必要ありませんでした。
なぜズレたのか
このズレは、知識不足ではありません。
むしろ逆です。
・契約
・業者
・手続き
こういう言葉を見ると、
「契約時にまとめて処理するのが自然」
という、現実の感覚が働きます。
この感覚自体は、間違っていません。
しかし宅建試験では、
現実の自然さではなく、
問題文に書かれている制度がすべてです。
私は、問題文を読んでいたのではなく、
「自分が知っている現実」を当てはめて読んでいました。
戻り先
同じズレを防ぐために、
「今の判断は、問題文に書いてあったか?」
に戻ります。
今回の問題文に書いてあったのは、
・事後届出
これだけです。
契約時にやるかどうかは、
一切書かれていません。
書いてある内容だけで判断すれば、
迷う余地はありませんでした。
まとめ
今回のズレは、
制度を知らなかったことではなく、
制度を
「現実っぽく補完してしまったこと」
が原因でした。
宅建試験で必要なのは、
制度を現実に近づけることではなく、
問題文に近づけることです。
現実ではなく、
書いてあることを基準にする。
それだけで、判断は安定します。
迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。