MENU

履行遅滞が「いきなり遅滞スタート」に見えた問題【宅建】

令和6年 5問目 宅建試験

この問題は、

選択肢2と4で迷いました。

選択肢2は、

「履行の請求を受けた時から遅滞」

内容としては普通にありそうに見えました。

ただ、読んだ瞬間に少し引っかかりました。

「悪くない人に、いきなり遅滞って鬼畜じゃない?」

そんな感覚がありました。

一方選択肢4は、

「期限の到来を知った時」

これもありえそう。

結果として、選択肢2は  

「いきなり遅滞スタート」に見えてしまって候補から外しました。

そして、4を選んで外しました。

目次

振り返ってみると

まず正解は選択肢2です。

ここで整理してみると、  

私は「遅滞のスタート地点」を見て判断していた。

ただし、読み違えていた。

選択肢2は、

「履行の請求を受けた時から」でした。

つまり、

いきなり遅滞ではなく、

請求 → 遅滞

という順番でした。

制度の前提

履行遅滞のスタート地点は、制度によって違います。

・不法行為 → 行為の時から

・悪意受益者 → 利得を得た時から

・善意受益者 → 履行請求を受けた時から

・確定期限 → 期限到来

・不確定期限 → 期限到来を知った時

今回の選択肢2は、

善意受益者でした。 

履行請求 → 遅滞

という流れになります。

どこでズレたか

私の中では、こういう感覚で判断していました。

悪いことをした人なら、

その瞬間から責任でも納得できる。

でも、悪くない人にいきなり遅滞は、

さすがに鬼畜じゃないか?

この感覚自体は、そこまでズレていませんでした。

法律も基本は、

悪意厳しい  

善意緩い

という構造になっています。

ただ今回は、

「いきなり遅滞」

ではなく、

「請求されてから遅滞」

でした。

ここを読み違えていました。

戻り先

履行遅滞の問題では、

「いつから遅滞か」

に戻ります。

特に、スタート地点の言葉、

・「遅滞なく」

・「〜の時から」

・「請求を受けた時」

といった言葉を見落とさないようにします。

まとめ

今回は、

「いきなり遅滞スタート」に見えた違和感で、

選択肢2を切りました。

ただ実際は、

請求遅滞

という順番でした。

履行遅滞の問題では、

遅滞のスタート地点

を確認します。

つまり今回の問題は、

履行遅滞 → 催告必要

履行拒絶 → 催告不要

この区別を見抜けるかどうかの問題でした。

迷ったときの判断の戻り先は、こちらにまとめています。

【判断の地図】

目次